大谷翔平、藤浪晋太郎撃ちも「球自体は強かった」　ダメ押し6号は「運もある」

本拠地・アスレチックス戦に「3番・指名打者」で先発出場

■エンゼルス 11ー3 アスレチックス（日本時間27日・アナハイム）

　エンゼルスの大谷翔平投手は26日（日本時間27日）、本拠地・アスレチックス戦に「3番・指名打者」で先発出場した。6回にメジャー初救援の藤浪晋太郎と対戦し、左前打で2試合ぶり安打をマーク。8回には3試合ぶりの6号2ランを放った。5打数2安打3打点で打率.261。チームは11-3で2連勝を飾り、貯金1とした。

　藤浪との同学年対決は5点リードの6回1死一塁だった。大谷は99マイル（約159.3キロ）を逆らわずにライナーで左前へ。左翼ルーカーが後逸する間に一塁走者・トラウトが生還した。「（藤浪の）球自体は強かったですし、たまたま飛んだコースが良かった。相手のエラーで1点入って、大きい流れだったなと思います」と振り返った。

　8回1死一塁には豪快弾が飛び出した。救援右腕スミスの低めシンカーを捉え、バックスクリーンへ飛び込む3試合ぶりの6号2ラン。角度34度のムーンショットだった。「ギリギリだったので、僕的には入らないと思ったんですけど。逆にニューヨークみたいな、いい打撃でそれなりに飛距離もあるのに、球場によって入らなかったりとか。そこら辺は運もあるのかなと思います」。

　右足をあげてタイミングを取った4回1死は空振り三振。「軸足をしっかり使いたいなという意味でいきました」と説明した。打撃で試行錯誤が続ける中、今季4勝目をかけた27日（同28日）の先発登板へ弾みをつけた。

（小谷真弥 / Masaya Kotani）