“水より安い”チケットも「まだ高い」 藤浪所属のアスレチックス、観客減で「大惨事」

アスレチックス戦では空席が目立つ事態に【写真:ロイター】
アスレチックス戦では空席が目立つ事態に【写真:ロイター】

4日の観衆は2583人…37試合で1万3000円+Tシャツ付きチケット販売

 藤浪晋太郎投手が所属するアスレチックスは、ここまで6勝26敗の借金20で、ア・リーグ西地区最下位に沈む。本拠地オークランド・コロシアムは3日(日本時間4日)のマリナーズ戦の観衆が2583人と空席が目立つ。苦肉の策として、球団は“水より安い”ほどの格安チケットを販売する事態となった。

 米国でスポーツデータを提供する「コーディファイ・ベースボール」は「アスレチックスは37試合で99ドル(約1万3300円)のサマーパスを販売している。Tシャツ付きだ」と報道。これは1試合に換算すると、わずか2.67ドル(約357円)となる。

 米物価データサイト「プライス・リスト」によると、コンビニエンスストアで販売しているスマートウォーター(コカ・コーラ社が販売する高品質の飲料水)の平均価格は2.69ドル(約360円)。まさかの水よりも安いチケットということになる。

 米スポーツビジネス起業家のジョー・ポンプリアーノ氏は「アスレチックス3A(ラスベガス・アビエイターズ)の方がオークランド・アスレチックスより観客を動員すると聞いたことがあるだろう。2583人はどの階級のマイナーリーグ平均観客数よりも低い数字だ。大惨事になってしまった」と現状を嘆く。

 ファンからは「恥ずかしいことだ」「誰も真夏にMLB30位のアスレチックスを見たくない」「いや、まだ高い」「悲しい」「アスレチックス公式によるお別れの挨拶だ」「チームはファンにお金を払うべきだ」など厳しい意見が上がった。

(Full-Count編集部)

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