巨人の“天敵”は中日の24歳 対戦打率.440…DeNAからきた大砲候補に覚醒の予感

中日・細川成也【写真:荒川祐史】
中日・細川成也【写真:荒川祐史】

細川成也はリーグ6位の打率.315…巨人戦は.440と打ちまくっている

 セ・リーグの最下位に沈む中日だが、5~7日の巨人3連戦(バンテリンドーム)では3連勝。5位・巨人とのゲーム差を0にした。打線で気を吐くのは現役ドラフトでDeNAから加入した細川成也外野手。リーグ6位の打率.315をマークしており、中でも巨人戦の打率は.440。新たな“巨人キラー”誕生の予感だ。

“貧打”と言われる中日。チーム本塁打6本、総得点80はいずれもリーグ最少だが、チーム打率.247は、DeNAの.264に続いて2位の数字だ。

 その打線を牽引している1人が24歳プロ7年目の細川。全29試合中、26試合に出場して、チームトップの打率.315(89打数28安打)をマークする。本塁打はないが、OPS.806、14打点もチーム1位だ。

 注目に値するのが巨人戦の成績。打率.440(25打数11安打)、出塁率.533、3二塁打、OPS1.093をマークする。5日の試合では自身初の1試合3安打。1点を追う8回に逆転の2点打を放った。7日の試合でも同点の8回1死一、二塁で貴重な四球を選び、続く石川昂弥内野手の決勝犠飛につなげた。

 明秀日立高から2016年ドラフト5位でDeNAに入団。大砲候補として期待され続けてきたが、なかなか結果を残せず。昨年は18試合で打率.053(19打数1安打)にとどまった。

 現役ドラフトで中日に加入した今季は開幕1軍を果たし、主に3番打者として存在感を示している。特に今月は6試合で打率.348(23打数8安打)の活躍。最下位脱出へ、巨人キラーの打棒がカギを握りそうだ。

(Full-Count編集部)

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