大阪桐蔭の春夏V腕が防御率0点台、楽天の剛腕も絶好調 支配下へアピール続ける育成選手

中日・松山晋也、日本ハム・柿木蓮、DeNA・村川凪【写真:小西亮、荒川祐史、小谷真弥】
中日・松山晋也、日本ハム・柿木蓮、DeNA・村川凪【写真:小西亮、荒川祐史、小谷真弥】

日本ハム・柿木は3勝1セーブ、楽天の育成1位・辰見は打率.337をマーク

 2023年のプロ野球が開幕して、各球団とも30試合前後を消化。2軍では1軍昇格を目指す選手たちが切磋琢磨を続けている。3桁の背番号を着ける育成選手たちも同様で、まずは支配契約を勝ち取るために汗を流している。ここではファームで存在感を高めている主な育成選手を紹介する。

 日本ハムの5年目右腕、柿木蓮投手はここまで12登板で3勝無敗1セーブ、防御率0.50。18回を投げて12奪三振、自責1と出色の成績を残している。根尾昂(中日)、藤原恭大(ロッテ)、横川凱(巨人)らと2018年甲子園春夏連覇を成し遂げた大阪桐蔭のエース。同年ドラフト5位で入団も、昨年オフに育成契約になった。背番号「137」を着けた背水のシーズンで支配下復帰を勝ち取れるか。

 楽天の5年目右腕・清宮虎多朗投手は10登板で1勝無敗6セーブ、防御率1.80。10回を投げて9奪三振を記録している。八千代松陰高から育成ドラフト1位で入団した190センチ右腕。昨秋の秋季教育リーグで155キロを出して注目された。いよいよ支配下昇格なるか。

 DeNAの2年目、村川凪外野手はイースタン3位の9盗塁。打率も同9位の.291をマークしている。巨人を自由契約になり、楽天に加入した来日4年のエスタミー・ウレーニャ内野手は打率.289、3本塁打を記録している。

 ルーキーも健闘している。オリックスの育成3位・入山海斗投手、中日の育成1位・松山晋也投手はウエスタン2位の4セーブ。巨人の育成1位・松井颯投手は防御率1.71でイースタン3位だ。

 楽天の育成1位、22歳の辰見鴻之介内野手は打率.337でイースタン2位。6盗塁は同6位だ。広島の育成2位・中村貴浩外野手はウエスタン2位の30安打。15打点は同4位だ。育成選手にとって大きな目標である支配下契約。今後、誰が勝ち取るだろうか。

(Full-Count編集部)

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