吉田正尚には「度肝を抜かれた」 球団OB仰天…週間MVPの“隠れた”データに驚愕

レッドソックス・吉田正尚【写真:ロイター】
レッドソックス・吉田正尚【写真:ロイター】

打率.480以上に驚かされる「空振り0」

 レッドソックスの吉田正尚外野手が8日(日本時間9日)ア・リーグの週間MVPを受賞した。打率.480をはじめ圧倒的な数字が並ぶ中、レッドソックスOBのウィル・ミドルブルックス氏は「空振りなし」という恐るべき数字に注目。「度肝を抜かれた」と驚きのコメントを残している。

 吉田は対象となった7試合のうち6試合に出場。打率.480、2本塁打、8打点という凄まじい成績を残した。出塁率.519、長打率.800、OPSは1.319に達する。

 元レッドソックス内野手で、地元放送局「NESN」でアナリストを務めるウィル・ミドルブルックス氏が注目したのは、打席の内容だ。「マサが先週空振りをしなかったことには、度肝を抜かれた。球種を4つ操り、剛速球を投げる投手がたくさん集まった現在の球界ではあり得ないことだ。投じられた90球のうち、空振りは0回で、ヒットは12回マークした」と自身のツイッターにつづった。

 また、レッドソックス専門ポッドキャスト番組「Name Redacted Podcast」で司会を務めるタイラー・ミリケン氏も「マサタカ・ヨシダはア・リーグ週間MVPに選出された。(直近6試合で)1度も三振していなかった! 現在、地球上で一番絶好調な打者」と紹介。恐るべき打力を称えている。

 吉田は3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で打点王に輝くなど、調子を上げてシーズンに入った。ただ開幕後は一時打率が1割台に低迷する危機を乗り越えてここまでたどり着いた。チームのOBも、地元メディアも称える打撃術で、どこまで数字を伸ばしていけるか。

(Full-Count編集部)

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