“すっぽ抜け”に敵地騒然も… 藤浪が無失点、球団OBが指摘した生き残りへのカギ

ヤンキース戦に3番手で登板したアスレチックス・藤浪晋太郎【写真:ロイター】
ヤンキース戦に3番手で登板したアスレチックス・藤浪晋太郎【写真:ロイター】

9点差のマウンドは「大きなプレッシャーがかからない状況」

■ヤンキース 11ー3 アスレチックス(日本時間11日・ニューヨーク)

 アスレチックスの藤浪晋太郎投手が10日(日本時間11日)、敵地・ヤンキース戦で今季6度目となる救援マウンドに上がり、2回1/3を無安打無失点、1四球2奪三振と好投した。9点差、大量ビハインドの5回途中から3番手で登板したことに“生き残りのカギ”がありそうだ。

 アスレチックスの地元放送局「NBCスポーツ・カリフォルニア」の実況を務めるジョニー・ドスコウ氏は「課題を取り組むには、いい状況。大きなプレッシャーがかからない状況です」と“現状”を説明。解説を務めたダラス・ブレイデン氏も「(環境に)慣れさせるためでしょう」と同調した。

 イニングをまたいだ直後の6回無死、初球だった。ルメイヒューに投じた94マイル(約151.3キロ)が内角高めにすっぽ抜け、球場がざわめくシーンがあった。ドスコウ氏は「のびのびと投げることによって、慣れて、自信をつけることを(首脳陣は)期待しているでしょう」と話すと、ブレイデン氏も「まさに、そうだ。彼がアウトを奪えることは知っている。問題は、継続的に自信を持てるよう、自分自身を磨く必要がある」と“課題克服”に期待を寄せた。

 藤浪はこれでメジャー登板10試合目で2度目の無失点。四球も最低限に抑えマウンドで躍動し、防御率は12.52まで下がった。

【実際のコース】藤浪晋太郎の“すっぽ抜け”が右打者の頭部付近に… 球場も騒然とした一投

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