元西武右腕が5年ぶりメジャー“返り咲き” 投壊アスレチックス、165キロ剛腕が離脱

西武時代のザック・ニール【写真:荒川祐史】
西武時代のザック・ニール【写真:荒川祐史】

メジャー通算2勝のザック・ニールが昇格

 アスレチックスは11日(日本時間12日)、元西武のザック・ニール投手のメジャー昇格を発表した。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」のスティーブ・アダムス記者が報じている。ニールはメジャー通算2勝の右腕で、2016年にアスレチックスでマークした白星以来、勝ち星はなく、2018年のドジャース時代が最後のメジャー登板となっていた。

 7年ぶりのメジャー勝ち星を目指し、マイナー契約から這い上がった。同サイトによれば、右腕ルイス・メディナとともに再昇格。ニールにとってアスレチックスとは2度目の契約になる。2016~2017年に在籍し、6先発を含む30試合に登板し、2勝4敗2セーブ、防御率4.89をマークしていた。

 カリフォルニア州地元紙「サンフランシスコ・クロニクル」のマット・カワハラ記者によると、メイソン・ミラー投手が「前腕の張りによってIL入り」したことで、ニールに白羽の矢が立った。ミラーは今季4月19日(同20日)のカブス戦でメジャー初登板した際に最速102.5マイル(約165キロ)をマークするなど注目が集まっていただけに、痛い離脱となった。

 アスレチックスは11日(同12日)の試合前時点で8勝30敗の借金22で最下位を独走中。先発登板してQS(6回以上自責3以内)成功は6度のみと“投壊”状態なだけに、ニールの右腕に期待がかかる。

(Full-Count編集部)

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