日本での人気にヌートバー驚き 戦列離脱も…衰えなかった注目「1試合しかでてないのに」

カージナルスのラーズ・ヌートバー【写真:ロイター】
カージナルスのラーズ・ヌートバー【写真:ロイター】

メディアの注目、CM出演…終わらぬ協奏曲「まだ報じられている」

 カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手の日本での人気ぶりが、米でも注目されている。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は「ヌートバーの国際的な人気が上昇」と記事を掲載し、3月に行われたワールド・ベールボール・クラシック(WBC)以降の注目度に目を丸くしている。

 シーズン開幕戦に出場も、スライディングで左手親指を負傷して負傷者リスト(IL)入り。しかし、試合に出場できなかった期間も、日本では連日復帰状況について報道がなされた。「WBC優勝を果たしたヌートバーは、一夜にして日本の有名人になったが、MLBシーズン開幕から2週間は負傷者リストで過ごした。だが彼への注目度は下がらず、それは遠く米国にも及んだ」と言及。復帰後にはカージナルスの試合に日本の報道陣が多く集まった。

 同記事では、4月に復帰した際のヌートバーのコメントを紹介。WBCを終えても多くの日本メディアに注目されることに「(準備ができていたかって?)そんなわけはない」と驚いたようで、「(注目度が)これまでとは違うことは間違いない。まだ(日本では)僕のことが報じられていると聞いて、“まだ(こっちでは)1試合しか出ていないのに”って感じだったよ」と振り返っていたという。

 日本ではCMにも起用されるなど、「広告塔」としても引っ張りだこ。「眼鏡ブランド『Zoff』のCMでは、彼が日本で広めたカージナルスのコショウを挽く動作も入れた。そしてベンチには日本生まれの彼の母親のクミもいた」と紹介した。

 WBCでの活躍を経て、多くの日本国民に名をはせたヌートバー。人気ぶりは、どこまで続くだろうか。

(Full-Count編集部)

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