大谷翔平、決勝9号で5勝目 サイクルならずも今季初4安打3打点、7回3被弾5失点

オリオールズ戦に「3番・投手」で先発し今季5勝目を挙げたエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
オリオールズ戦に「3番・投手」で先発し今季5勝目を挙げたエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

1試合4安打は昨年8月以来今季初…サイクル王手の第6打席は左前への単打

■エンゼルス 9ー5 オリオールズ(日本時間16日・ボルティモア)

 エンゼルスの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、敵地・オリオールズ戦に「3番・投手」で投打同時出場し、7回4安打5失点で今季5勝目を挙げた。キャリアワーストの4試合連続被弾、ワーストタイの1試合3被弾と苦しんだが、特大3ランを含む4安打3打点で打率.303。自らのバットで勝利を手繰り寄せた。

 大谷は1点リードの2回2死一塁で、フレイジャーに右越え逆転2ランを浴び一度逆転を許した。続く3回2死一塁で、今度はサンタンダーに83.3マイル(約134.1キロ)のスイーパーをバックスクリーンに。さらに、5回2死ではマリンズに右中間にソロを打たれ、5点目を失った。7回98球を投げ、4安打5失点2四球5奪三振で防御率は3.23となった。

 投手としては苦しんだが、打者・大谷が自らを援護。第2打席で右前打を放つと、同点の4回1死一、二塁で迎えた第3打席では、相手先発ロドリゲスから打った瞬間確信の9号3ラン。打球速度114.6マイル(約184.4キロ)、飛距離456フィート(約139メートル)の特大弾を放つと、第4打席では右中間への三塁打を放った。二塁打を放てばサイクル安打達成となる第6打席では左前に落ちる単打。昨年8月17日(同18日)の本拠地・マリナーズ戦以来となる今季初の4安打。打率を3割台に再び乗せ、チームの連敗を「2」で止めた。

(Full-Count編集部)

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