大谷翔平、メジャー1位の「.145」 被弾増もCY賞候補へ…MLB公式断言「軌道修正する」

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

大谷翔平は4位で選出されている

 エンゼルスの大谷翔平投手がサイ・ヤング賞の有力候補に選出されている。MLB公式が「サイ・ヤング賞、有力候補は誰?」と題し、投票者たちにトップ5を選出してもらったと言及。大谷はア・リーグで4位に選出された。

 大谷は今季ここまで9試合に登板し、5勝1敗、防御率3.23の成績を残している。さらに、MLB公式は「被打率.145は球界でトップ」と注目。16日(日本時間17日)のヤンキース戦でブルージェイズのケビン・ガウスマン投手が10三振を奪い、今季通算「77」奪三振としたためア・リーグトップの座は譲る形となったが、それでもリーグ2位となる「71」奪三振も特筆すべき数字だとしている。それに加え「今シーズンの最初の5先発を通じて防御率0.64だった」とも言及し、序盤に見せた支配力も評価した。

 ただ、ここ最近の登板には「少し荒れている」と指摘。「過去4回の先発で8本塁打を許し、防御率は6.12だ」と、やや精細を欠くパフォーマンスとなっている。それでも「投票者たちはこの二刀流のスーパースターが軌道修正するのではないかと見ている」と、これまでの実績などから、期待が高まるばかりだ。

 大谷が4位に選出されたランキング。ア・リーグ1位にはヤンキースのゲリット・コール投手が選出されている。MLB公式は「2019年と2021年にはサイ・ヤング賞投票で、2位となるなど、これまでのサイ・ヤング賞レースで何度もあと一歩のところで受賞を逃してきたコールは、2023年にもこの名誉ある賞の最有力候補となりそうだ」と評価している。コールはここまで9試合に先発し、5勝0敗、防御率2.22の成績を収めている。

 さらに、2位にはレイズのシェーン・マクラナハン投手、3位にはツインズのソニー・グレイ投手がランクイン。ナ・リーグ1位にはダイヤモンドバックスのザック・ギャレン投手、2位にはブレーブスのスペンサー・ストライダー投手、3位にはドジャースのクレイトン・カーショー投手が続いてランクインしている。

(Full-Count編集部)

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