iPad破壊後は27回無失点…怒りぶちまけた34歳の“立ち直り”に驚愕「信じられない」

ヤンキース戦に先発したブルージェイズのクリス・バシット【写真:Getty Images】
ヤンキース戦に先発したブルージェイズのクリス・バシット【写真:Getty Images】

ヤンキースのエース右腕・コールとの投手戦で好投

■ブルージェイズ 3ー0 ヤンキース(日本時間18日・トロント)

 ブルージェイズのクリス・バシット投手は、17日(日本時間18日)に本拠地で行われたヤンキース戦に先発し、7回無失点の好投を披露した。勝ち負けは付かなかったが、これで27イニング連続無失点と好調を継続している。

 最後に失点したのは4月30日(同5月1日)の本拠地・マリナーズ戦の初回。この回は先頭から2者連続の空振り三振を奪うも、そこから連続四球、ヘルナンデスに死球を与えて満塁とすると、続くトランメルに満塁弾を浴びて4失点を喫した。

 この後、ベンチに戻ったバシットはフラストレーションが爆発し、手に持ったタブレット端末を椅子に叩き付けた。しかし、次のイニングから気持ちを切り替えたのか、そこから5回まで無失点と試合を作る。その後3試合で無失点投球を続け、27回連続無失点中。別人になったかのような投球を続けている。

 昨季メッツで15勝(9敗)を挙げ、オフにブルージェイズと3年契約を結んだ。今季初戦では4本塁打を浴びて3回途中9失点とつまづいたが、徐々に本来の調子を取り戻している。米「スポーツネット」によると、1シーズンの27イニング連続無失点は球団歴代3位で、ロジャー・クレメンスの33イニング、デーブ・スティーブの31イニングに次ぐ記録。次回登板で記録更新の可能性も十分にある。MLB公式のサラ・ラングス記者によると、3試合連続で7イニング以上を投げて無失点を記録するのは、前述のクレメンス、スティーブに並んで球団タイ記録となっている。

 快投が続く右腕に、ネット上のファンは「アメージング」「信じられない数字の並びだ」「(今季サイ・ヤング賞有力候補の)コールよりも上」「メッツはバシットの退団を許すという非常に大きなミスを犯した」と注目していた。

(Full-Count編集部)

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