大谷翔平&トラウトは「球界屈指」 敵右腕は三振斬りに感激…決め球は「限界まで挑戦」

レッドソックス戦で無安打に終わったエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
レッドソックス戦で無安打に終わったエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

26歳右腕ハウク「投手有利のカウントに持っていくしかできない」

■エンゼルス 2ー1 Rソックス(日本時間23日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は22日(日本時間23日)、本拠地で行われたレッドソックス戦に「3番・DH」で先発出場し、3打数無安打2三振に終わった。相手先発のタナー・ハウク投手はこの日、大谷とマイク・トラウト外野手から計4三振を奪い、無安打に封じ込めた。試合後、26歳の右腕は「きょうは自分有利に運ぶことができた」と納得した表情を見せた。

 この日のハウクは初回1死、トラウトから空振り三振を奪った。大谷には四球を与えたが、4番レンフローを三直に仕留めた。その後も好投を続け、6回にも大谷から時速84.8マイル(約136.4キロ)のスライダーでこの日2個目の三振を奪った。6回を投げ、3安打1失点、8個の三振を奪った。

 大谷とトラウトに対しては、合計で5打数無安打4奪三振。1四球こそ与えたものの完ぺきに封じ込めた。試合後「球界屈指の打者2人であることは明らか」と敬意を示した。さらに「2人との対戦のときには他の誰もがするように、投手有利のカウントに持って行こうとした。それしかできない。きょうは自分有利に運ぶことができた」と嬉しそうだ。

エンゼルス戦に登板したレッドソックスのタナー・ハウク【写真:ロイター】
エンゼルス戦に登板したレッドソックスのタナー・ハウク【写真:ロイター】

 3回に大谷を仕留めたのは、時速89.6マイル(約144.2キロ)のスプリット。大きな落差に、大谷も左膝が地面につきそうなほどだった。効果的に織り交ぜたこの球種は「3~4年取り組んできた。かなり限界まで挑戦した」と習得に苦しんだようで、「自信をもって投げられた」と手応えを感じる登板となったようだ。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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