減量は「打撃壊れる」 中田翔、球団最重量で目指すHR王…下半身負傷も「体重変えない」

4日のヤクルト戦で右太もも裏の肉離れを負った巨人・中田翔【写真:小林靖】
4日のヤクルト戦で右太もも裏の肉離れを負った巨人・中田翔【写真:小林靖】

24日に3軍戦で実戦復帰、初の本塁打王も射程圏

「(体重の増減で)動きは変わらない。元々、体重があるからね。7、8キロ変わっても動きは変わらないよ。減量で足が速くなったり、盗塁がたくさんできるわけではない。例え体重90キロになっても盗塁はできないよ。盗塁のセンスがないから。守備も変わらないね。(体重の増減に)グラブさばきに影響はないから」

 ストイックな筋トレで鍛え上げた肉体がパワーの源だ。食生活は「シーズン入るまでは、タンパク質の摂取量だったりを気をつけているけど、シーズンに入ったらしない。ストレスを抱えたくないし。だからと言って暴飲暴食をしているわけではないよ」という。巨漢に似合わず食は細いが、結婚11年目となる愛妻の手料理が何よりの栄養源だ。「他に誰の手料理があるんや」。照れくさそうに笑った。

 23日は東京ドームでの1軍の試合前練習に参加。フリー打撃では37スイングでバックスクリーンへの130メートル弾を含む7本の柵越えをマークした。7本塁打はリーグトップのDeNA・宮崎敏郎内野手と2本差。まだまだ巻き返すことは可能だ。「今は3軍選手なのでね。明日頑張ってきます」。短い言葉に力を込めた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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