不振の415億円男「僕は最悪だ」 WBCで5発も…吐露した苦悩「うまくいっていない」

フィリーズのトレイ・ターナー【写真:ロイター】
フィリーズのトレイ・ターナー【写真:ロイター】

フィリーズのターナーはここまで47試合で4本塁打にとどまる

 フィリーズのトレイ・ターナー内野手が不振にあえいでいる。米国代表として出場した3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、6試合で5本塁打、11打点を放つなど短期決戦で爆発していたが、いざシーズンが始まると47試合でいまだ4本塁打、11打点、打率.251、OPS.679。米全国紙「USAトゥデイ」に掲載されたインタビューでは苦悩を吐露している。

 記事によれば、ターナーは今季のここまでを振り返り「僕は自分に正直な人間だ。僕は最悪だ」と話したという。直近数シーズンの活躍と比べても、ターナーが言うように確かに物足りない成績だ。ナショナルズ時代の2020年は短縮シーズンながら最多安打(78本)のタイトルを獲得。シーズン途中にドジャースに移籍した2021年にはナ・リーグ最多盗塁(32)だけでなく、打率.328でリーグ首位打者に輝いていた。昨年は打率.298、21本塁打100打点、27盗塁の成績で、シーズンオフにはフィリーズと11年3億ドル(約416億円)のフリーエージェント契約を結んで新天地にやってきたところだった。

 直近9試合で2勝7敗と、チームも厳しい戦いが続く。22日(日本時間23日)のダイヤモンドバックス戦に敗れると、本拠地でもブーイングが起きた。4打数無安打だったターナーは「僕はポジティブな男だと思う。自分は常にもっとうまくやれるし、もっと良くなることができると思っている。いつも、そういう姿勢でいる。だけど同時に、自分がうまくいっていないときは、よく分かっている」と心情を明かした。

 WBC準優勝からわずか2か月ほどで起きてしまった“転落”。ターナーは再び輝く打棒を取り戻すことができるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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