藤浪晋太郎に必要な“感情のコントロール” 球団OBの「完全男」が示した打開策

完全試合を達成したこともあるダラス・ブレイデン氏【写真:木崎英夫】
完全試合を達成したこともあるダラス・ブレイデン氏【写真:木崎英夫】

先輩右腕から授かった金言…制球を磨き快挙を達成

 ここで言葉を切ると、当時のチームメートで毎年2桁勝利を挙げていた好投手ダン・ヘイレンとの秘話を披露した。

「新人時代のある日のことでした。練習前にダンに呼ばれ椅子に座るとこう言われたんです。『5回以上投げたいのなら効率的な投球をしないとなぁ』。この言葉に僕は目を見開かされました。145キロにも満たない速球でねじ伏せようなんて土台無理だったんです。チェンジアップとスライダーを配し、ストライクゾーンの中で打者が打ち損じる確率の高いところを徹底的に狙う投球を重ねました」

 ヘイレンはその年、カットボールで凡打の山を築きリーグ最多の34試合登板と28試合のクオリティ・スタート(6回以上自責3点以下)を記録している。先輩右腕の投球を参考にしたブレイデン氏は、金言を贈られた3年後に亡き母の親代わりとなった祖母がスタンドで見守る中、完全試合を達成した。

 藤浪は自滅した22日の登板後、ストライクゾーンを「4分割するコントロールはない」と吐露。攻め方の緻密さにおいてブレイデン氏とは開きがある。そこはどう見ているのか。

「同じ感情を保ちながら自信を持って攻め続ければいい」

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY