千賀滉大は「逃げも隠れもしない」 監督が称えるマウンド度胸「相手に挑み続ける」

カブス戦に先発したメッツ・千賀滉大【写真:ロイター】
カブス戦に先発したメッツ・千賀滉大【写真:ロイター】

5回106球で降板に「6回は最低投げたい」と反省

■カブス 4ー2 メッツ(日本時間25日・シカゴ)

 メッツの千賀滉大投手は24日(日本時間25日)、敵地でのカブス戦に先発登板し5回106球6安打3失点で今季3敗目を喫した。カブス・鈴木誠也外野手との日本人対決も、5四球の投球に「今日はボールを操れていなかったので、そこまで楽しむ余裕はなかった」と振り返った。

 3回に2点の先制点をもらったが、直後に逆転を許してしまった。3回は先頭打者に四球を与えると3本の長短打を許して3失点。2死二塁からは鈴木に適時二塁打を浴び「甘い球をしっかりコンタクトする能力が日本の時から凄かった。ミスした球を打たれてしまった」と称賛した。

 この日は5四球と制球が定まらないシーンが見られ「うまくボールを操れる回数が少なかった。今日みたいな完全にボールという球を減らしていきたい。スムーズに展開を進めていけるような試合を増やしたい」と歯を食いしばった。ただ「とにかく6回は最低投げたいなといつも思っています。今日は(5回降板で)できなかったですけど、大きく試合を壊すことがなかったことはポジティブ要素かなと思います」と黒星も試合を作ったことには胸を張った。

 バック・ショーウォルター監督は「彼は順応が早い。いい質問をしてくるし、コミュニケーションを取りやすい。彼は日本でと同じように、ここでも足跡を残そうとしている」と千賀の姿勢を評価する。さらに指揮官は「(千賀は)逃げも隠れもしない。彼はそれでも相手に挑み続ける。ここまでの彼を見ていて楽しい」と、この日は敗れはしたもののマウンド度胸もたたえた。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY