契約からわずか2時間後に“先発マウンド”へ 急展開すぎた2年ぶりの返り咲き

ジャイアンツ戦に先発したブルワーズのフリオ・テヘラン【写真:ロイター】
ジャイアンツ戦に先発したブルワーズのフリオ・テヘラン【写真:ロイター】

ブレーブスやエンゼルスなどに在籍したテヘランが契約即先発

■ジャイアンツ 5ー0 ブルワーズ(日本時間26日・ミルウォーキー)

 5度の2桁勝利を記録し、メジャー通算78勝をマークしているフリオ・テヘラン投手が25日(日本時間26日)、ブルワーズと1年契約を締結し、その日のジャイアンツ戦に即先発登板した。異例の契約即日マウンドは5回4安打1失点と力投するも、打線の援護がなく黒星を喫した。

 コロンビア出身の32歳右腕はブレーブスやエンゼルスなどに在籍し、2013年からの7年間で3年連続を含む5度の2桁勝利を挙げた。球宴にも2度出場するなどの実績を誇っていたが、2021年にタイガースで1試合投げたのを最後に、メジャーでの登板はなかった。

 およそ2年ぶりとなるメジャーでのマウンドでは、惜しくも勝ち投手にはなれず。MLB公式は「ブルワーズでのデビュー戦でテヘランは素晴らしいパフォーマンスをしたが、打線が沈黙した」と報じている。登板までは「契約書にサインしてからわずか2時間程度しか経っていなかった」とも明かしている。

 テヘランはMLB公式の取材に対して「契約書にサインしたとき、戻ってきたという気がした。(マウンドで)今日は、本当に集中していた。たくさんの人の前で投げるというのは、僕の人生の中でずっとやってきたこと。『ここが自分にふさわしい場所であり、こうなれるように努力してきたんだ』という感じだった」と、久々に立った大舞台の味を噛み締めていた。

(Full-Count編集部)

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