“アンチ大谷翔平”に米識者が喝! 疲労案じる声に「うんざりしますね」

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

元メジャーリーガーのヤング氏「活躍繰り返していることが最も感心」

 エンゼルスの大谷翔平投手は、31日(日本時間6月1日)のホワイトソックス戦で2発を放つなど、ここまで野手として55試合に出場して打率.269、15本塁打、OPS.882をマークしている。投手としては防御率2.91、奪三振率12.5、被打率.155。チームは57試合を消化しており、序盤戦の成績をどう見るのか……MLBネットワーク内での番組「MLBトゥナイト」で、米識者たちが議論を交わした。

 直近3年間をみると、2022年は打率.242、11本塁打、OPS.770、防御率、3.99、奪三振率12.4、被打率.238。ア・リーグMVPに輝いた2021年は打率.255、15本塁打、OPS.902、防御率2.76、奪三振率12.8、被打率.162だった。

 司会のグレッグ・アムシンガー氏が「オオタニというスーパースターにとって最高のスタートでしょうか?」と質問しながら3年間の成績を比較。「成績の見方は本当にたくさんあります。奪三振率についてスター級の成績を残しています。OPSは2021年の方が少しだけ優れていて、奪三振率と防御率も少しだけ上ですね。しかし誰も彼から安打を(ほとんど)打っていないという支配力を考えると、今年はものすごかった2021年と同じ水準にいると思っています」と絶賛した。

 これに元メジャーリーガーのクリス・ヤング氏も「2021年は圧倒的でしたね。ここ3年間では一番だったでしょう。しかし彼が試合に出場し続けて、このような活躍を毎年繰り返していることこそが、最も感心すべきことなんです」と共感する。

「多くの選手には、ブレークするシーズンもあるでしょう。しかしそこから、彼らがいい選手であることを期待するとは思いますが、グレートな活躍をすると必ずしも期待するわけではありません。彼は毎年、投打両面で素晴らしい活躍をします。見ていて本当に楽しいです。『この活躍を続けられない』とか『疲れ切ってしまう』と言うたくさんの人たちがいますが、うんざりしますね」

 投げかけた“アンチ”への疑問。これを聞いたアムシンガー氏も「(大谷が活躍を継続できないと語る人たちには)うんざりですね。(大谷の活躍を)楽しむ必要があるんですよ。なぜこの活躍がいつ終わるのかについて気にしているんですかね」とうなずいた。ヤング氏は「(大谷の活躍は)色褪せることはありません。私は見ていて楽しんでいますよ。魅力的です。2021年の活躍を再現できていることをうれしく思います」とキッパリ。シーズンが終わったとき、大谷はどんな成績を残しているのだろうか。

(Full-Count編集部)

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