大谷翔平は「私と同様に素晴らしい」 4連勝の“大谷キラー”がニヤリ「投げ合うと興奮」

エンゼルス戦に先発したアストロズのフランバー・バルデス【写真:ロイター】
エンゼルス戦に先発したアストロズのフランバー・バルデス【写真:ロイター】

アストロズのバルデス、大谷との投げ合いは4連勝

■アストロズ 6ー2 エンゼルス(日本時間3日・ヒューストン)

 相手が強ければ強いほど闘志が燃え上がるのか。アストロズのフランバー・バルデス投手は2日(日本時間3日)、本拠地でのエンゼルス戦で大谷翔平投手と投げ合い、7回5安打無失点、7奪三振の好投で6勝目を挙げた。2人が投げ合った試合はバルデスが4連勝中。打席でも打率1割台と封じ込めている“大谷キラー”は試合後「彼と投げ合うと興奮する時がある」とニヤリと笑った。

 打順を変えてきたエンゼルス打線を封じ込めた。初回、アルバレスの2ランで先制点をもらうと流れに乗った。3回には1死一、二塁のピンチで大谷、トラウトを2者連続三振。4回は走者を出したが、併殺でしのいだ。

 5回には再び大谷からの上位打線を3者凡退に仕留めると味方が「投手・大谷」を攻略。ジュルクスの2ランなどで計3点を追加した。7回にも1死一、二塁のピンチを作ったが、ウォラックを遊ゴロ併殺に。付け入るスキを与えなかった。

 両者の投げ合いはこれでバルデスが4戦4勝。「オオタニはリーグで1番の選手だと思うので、投げ合うと興奮する時がある」と勝利の喜びに浸った。一方で「私のチームメートが彼を打って援護してくれるから、彼の投球を気にし過ぎないようにしている」と攻略した打線に感謝も忘れなかった。

 この日は「打者・大谷」から3打数無安打2奪三振。通算でも31打数4安打(1本塁打)2打点、8奪三振・打率.129と完全に封じ込めている。大谷も試合後、バルデスについて「いい投手なので。もちろん全員が打ててないですし。リーグ全体を通して見ても。それぐらいの投手だと思うので」と称賛した。バルデスも「彼は私と同様に素晴らしい投手で、ストライクをよく投げる」と大谷に敬意を示した。その言葉には、絶対に負けないという強い意志が垣間見えた。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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