大谷翔平へ辛辣質問、エ軍は「戦える?」 期限まで2か月、米国に流れるトレード説

アストロズ戦後に会見に臨んだエンゼルス・大谷翔平【写真:川村虎大】
アストロズ戦後に会見に臨んだエンゼルス・大谷翔平【写真:川村虎大】

大谷へ米メディアから辛辣質問「アストロズのようなチームと戦える状態にありますか?」

■アストロズ 6ー2 エンゼルス(日本時間3日・ヒューストン)

 エンゼルスの大谷翔平投手は2日(日本時間3日)、敵地・アストロズ戦に「1番・投手」で投打同時出場したが、今季2敗目を喫した。6回9安打5失点で降板。バットでも4打数無安打と結果を出せなかった。チームは2連敗で地区4位。地区首位・レンジャーズとは7.5ゲーム差に広がった。

 試合後。大谷に米メディアから厳しい質問が飛んだ。「チームの雰囲気はどうですか? アストロズのようなチームと戦える状態にあると感じていますか?」。上位進出へ負けられない同地区対決で2連敗。チームの雰囲気は決していいわけはない。

「チャンスは作れていますし、僕自身が打てていれば。最後もそうでしたけど、もう少し勝つチャンスはあったかと思うので」。質問を交わして敗戦の責任を抱え込む姿が痛々しくも聞こえた。

 今季がメジャー6年目で、言わずもがな今オフにFAとなる。エンゼルスのポストシーズン進出の可能性が少なくなれば、多くの若手有望株が見返りとして得られる大谷のトレード説が出てくるのは自然な流れだ。

 これまでに米ロサンゼルス・タイムズ紙が「どれだけ負けてもトレードはない」と報じるなど近いメディアになればなるほど残留と言い切るが、敵地など他のメディアは“大谷トレード”の空気を作り出す。この日も米放送局CBSスポーツが「MLBのトレード候補」として、大谷のトレード移籍の可能性をトップニュースで報じたところだ。

 これまでに大谷はエンゼルスへの愛着を口にしている。アート・モレノ球団オーナーも大谷の再契約へ意欲を見せているが、トラウト、レンドンら高年俸選手を抱えている以上、贅沢税の対象となる年俸総額を超えなくては最低5億ドル(約700億円)とも言われる大谷との再契約は不可能だ。

 ワイルドカード進出圏内へ4.0ゲーム差。チームのポストシーズン進出へ落とせない戦いは続く。今季のトレード期限は米国東部時間1日18時(同2日7時)。あと2か月、どんなドラマが待っているのだろうか。

(Full-Count編集部)

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