審判がぶっ倒れた隙にサヨナラ生還 観客も唖然…前代未聞の幕切れが「心配にもなる」

サヨナラ勝ちを祝うホワイトソックスナイン【写真:ロイター】
サヨナラ勝ちを祝うホワイトソックスナイン【写真:ロイター】

サヨナラの場面で球審を襲った“悲劇”に「キャッチャー捕ってやれよ」

■Wソックス 2ー1 タイガース(日本時間4日・シカゴ)

 勝った方も喜ぶに喜べない!? あっと驚くサヨナラ劇がMLBの舞台で生まれた。3日(日本時間4日)、シカゴで行われたホワイトソックス-タイガースの一戦でのことだ。球審が突如ぶっ倒れた間に、走者がまさかの生還。前代未聞の幕切れに、ファンからは「人生でこんな試合の終わり方を見たことがない」などと驚きの声があふれた。

 衝撃のシーンは、1-1で迎えた延長10回、ホワイトソックスが2死満塁のチャンスを迎えた場面で生まれた。打席に入ったティム・アンダーソン内野手への初球、タイガースのホセ・シスネロ投手が96.4マイル(約155.1キロ)のフォーシームを投じると、高めにギュンと伸びたボールは、エリック・ハース捕手が掲げたミットの上をすり抜けて球審のマスクを直撃。跳ね返ったボールがグラウンドを転々とする間に三塁走者がホームを陥れ、サヨナラとなった(公式記録はワイルドピッチ)。

 とはいえ、ボールが当たった衝撃で球審はその場に崩れ落ちてしまい、スタジアム内は騒然。地元ファンも勝利を喜ぶどころか、頭を抱えて呆然とした表情を浮かべた。幸いにも、アンダーソンとハースに助け起こされた球審は、ホワイトソックス関係者に見守られながら自ら歩いて引き揚げていった。

 米メディア「トーキン・ベースボール」が公式ツイッターで信じられない結末を紹介すると、ファンは続々と反応。「サヨナラ暴投は、たまにあることだけど審判直撃はとんでもないな」「審判も大変だ。っつうか、キャッチャー捕ってやれよ」「これ……笑えるけど、アンパイアの方の脳震盪が心配にもなる……」などと、ツイッター上には球審の体調を気遣う声も多く聞かれた。

【実際の動画】スタンドも頭を抱えて口あんぐり 「こんな終わり方見たことない」衝撃のサヨナラ劇

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