佐々木朗希が劣勢のベンチ裏で見せた涙 日の丸の重みは「飛躍のきっかけになる」

3月のWBCで準決勝・メキシコ戦に先発した佐々木朗希【写真:ロイター】
3月のWBCで準決勝・メキシコ戦に先発した佐々木朗希【写真:ロイター】

準決勝・メキシコ戦の登板後に涙、栗山前監督「思っている以上に選手は責任を」

 野球日本代表「侍ジャパン」の世界一への軌跡を振り返る映画「憧れを超えた侍たち 世界一への記録」の舞台挨拶が4日、都内で行われ、侍ジャパン前監督の栗山英樹氏と映画監督の三木慎太郎氏が出席した。

 約2時間のドキュメンタリー映画。準決勝・メキシコ戦で4回3失点だった佐々木朗希投手(ロッテ)はベンチ裏で涙を見せている。日の丸を背負って戦うことの重みが伝わるシーン。栗山前監督は「思っている以上に選手は責任を背負っている。重すぎるほど重いと感じました」と語った。

 カメラで密着した三木監督は「イタリア戦以降は負けたら終わり。準決勝は(試合終盤まで)負けていた。そら泣きますよね」と振り返った。佐々木朗はロッテで今季7試合登板、4勝1敗、防御率1.23と好成績を残している。

 栗山前監督は「日本を背負う大エースになる人がこの悲しさ、悔しさをもっと大きくなってくれる。心の底から野球の怖さとか難しさを感じてくれただけに、さらに飛躍するきっかけになると信じています」と今後の成長を期待していた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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