最強右腕に異変「崩壊は予想外」 “最弱球団”に5失点…防御率5点台は「何が起きた?」

アスレチックス戦に先発したマーリンズのサンディ・アルカンタラ【写真:ロイター】
アスレチックス戦に先発したマーリンズのサンディ・アルカンタラ【写真:ロイター】

昨季のCY賞右腕、マーリンズのサンディ・アルカンタラが防御率5.07と不振

■マーリンズ 7ー5 アスレチックス(日本時間5日・マイアミ)

 昨季のサイ・ヤング賞に輝いたマーリンズのサンディ・アルカンタラ投手に異変が起きている。4日(日本時間5日)には本拠地でのアスレチックス戦に先発し、7回6安打5失点で勝ち負けつかず。牽制球を大暴投するなど、30球団ワーストの勝率に苦しむ打線を相手に、あっさりと複数失点を喫した。今季ここまで12試合に先発して2勝5敗、防御率5.07と昨年のような圧倒的な投球は影を潜めている。

 昨季は32試合に先発して14勝9敗、防御率2.28の好成績を残して、サイ・ヤング賞を受賞した。特に際立っていたのは228回2/3を投げ、6完封をマークした驚異的なスタミナだ。投手の分業制が確立したメジャーリーグにおいて、最強右腕と呼んでも過言ではない活躍だった。

 3月に行われたWBCにはドミニカ共和国代表として出場して迎えた今季。2試合目の登板となった4月4日(同5日)のツインズ戦で完封勝利をマークするなど順調かに思われた。しかし、次戦のフィリーズ戦で4回9失点を喫すると、ここ10試合すべてで複数失点、計40失点と振るわない。シーズンの1/3を終えても、まだ本調子に戻っていない状況だ。

 この日も3回1死二塁の場面で、飛び出した二塁走者に牽制球を送ったが、慌てて三塁に方向に投げて大暴投となり、2点目を奪われた。米メディア「NBCスポーツ」がこのシーンを動画で公開すると、「ビッグ・サンディに何が起きた?」「彼は今年ひどく下降してしまった」「彼の今季の崩壊は予想外」「彼は怪我していないと私たちは言い切れるのか?」と心配する声が寄せられている。

【実際の映像】「何が起きた?」最強右腕の信じられない“大暴投”

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