エース候補→問題児に“転落”…ついに戦力外に 米メディアも酷評「ゾッとする成績」

ガーディアンズのザック・プリーサック【写真:ロイター】
ガーディアンズのザック・プリーサック【写真:ロイター】

ガーディアンズはプリーサックをDFA、今季は6先発で防御率7.59だった

 ガーディアンズは4日(日本時間5日)、ザック・プリーサック投手をメジャー出場の前提となる40人枠から外すDFAとした。トリストン・マッケンジー投手が60日間のIL(負傷者リスト)から復帰することに伴い、枠を空けるための措置と、米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」が伝えている。かつては将来のエース候補と期待されながらも、近年は成績の低迷にとどまらず問題行動でも話題を振りまいており、ついに事実上の戦力外になってしまった。

 ブルワーズなどで通算1064試合に登板した名投手で、現在は解説者を務めているダン・プリーサック氏を叔父に持ち、2019年に24歳でメジャーデビューすると、115回2/3を投げて防御率3.81と将来を嘱望される成績を残した。さらに短縮シーズンとなった2020年には、8試合に先発して防御率2.28とさらなる好成績をマークしたが、コロナ禍での外出禁止令に違反したとして遠征先から自宅へ強制送還される事件を起こしている。

 その後、2021年は25試合に先発して初の2桁勝利(10勝6敗)を達成したものの、防御率は4.67と悪化した。さらに昨季は3勝12敗、防御率4.31と大きく負け越し、9月にはマウンドを殴って右手を骨折。今季ここまでも6試合に先発して1勝1敗、防御率7.59と不振が続いていた。記事では「ゾッとするような成績を残し、6回を投げることが1度しかできなかった」と評している。

 DFAになった選手は、7日以内にトレードに出されるか、ウェーバー公示される。獲得球団がない場合、マイナー契約か放出となる。記事では「プリーサックはまだ28歳で、メジャーでも成功を収めているので、ロッキーズ、カージナルス、レイズなど投手陣の補強が必要なチームは獲得するかもしれない」と予測しており、今後の動向にも注目が集まっている。

(Full-Count編集部)

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