「最悪だよね」 203億円左腕がまたIL入り…本人も落胆隠せず「望んだ状況ではない」

日本時間2日のレッズ戦に先発したレッドソックスのクリス・セール【写真:ロイター】
日本時間2日のレッズ戦に先発したレッドソックスのクリス・セール【写真:ロイター】

日本時間2日のレッズ戦に先発も、違和感を訴え途中降板

 レッドソックスのクリス・セール投手は、2日(日本時間3日)に左肩の炎症で15日間の負傷者リスト(IL)入りした。1日(同2日)のレッズ戦に先発し、4回途中で違和感を訴えてマウンドを降りていた。

 セールは2012年から7年連続で2桁勝利を挙げ、オールスター7度選出。最多奪三振にも2度輝いたが、2019年3月に2020年からの5年総額1億4500万ドル(約203億円)の契約を結んで以降は、ケガなどに悩まされた。

 34歳の今季は、4月こそ5試合で1勝2敗、防御率8.22も、5月は5試合で4勝、防御率2.23と持ち直していた。6月最初のマウンドとなったこの日も、2回まで5三振を奪うなど快投を見せていたが、無念の負傷降板となった。

 IL入りに際してセールは「肩に何が異常があるのは間違いない。(肩の状態について)より明確な答えを得るまでは、あと数回検査を受ける必要があると思う。間違いなく、これは望んだ状況ではない。何人かの医師に話をしたけど、来週のうちに状況がさらに分かると思うと彼らは言っていた」と下を向いた。

 ようやく本来の投球を取り戻したと思われた矢先に、また離脱。本人ももどかしさを隠せないようだった。「とにかくガッカリ。こんな気持ちになるのは嫌だね。また野球ができて楽しみ始めていたのに、また楽しくない時に逆戻り。それって、最悪だよね。こうして(報道陣の前に)座って、いい話をすることに慣れていたところだった。(キャリアにおける)危機を脱したと思った。本当にそう感じていたよ。自分自身を取り戻せたと思った」と肩を落としていた。

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY