年俸17億円減の“人類最速左腕”が大復活 もう複数球団が興味…平均159キロの剛球

ロイヤルズのアロルディス・チャップマン【写真:ロイター】
ロイヤルズのアロルディス・チャップマン【写真:ロイター】

昨季ヤンキースで低迷したチャップマン、ロイヤルズで絶好調

 レッズ時代に時速105.1マイル(約169キロ)の剛速球を投げ、“人類最速左腕”とも称されるアロルディス・チャップマン投手が今季、大復活を遂げている。オフにヤンキースからFAとなり、年明けになって何とかロイヤルズと1年契約。それが23試合で防御率2.95と好調で、他球団からトレードの話も次々に持ち込まれているようだ。

 米最大の移籍サイト「トレード・ルーマーズ」が伝えている。ロイヤルズが今季18勝44敗と低迷していることを伝えた上で「怪我でもしない限り、チャップマンがカンザスシティでシーズンを終えることはないだろう」と近未来のトレードを予想している。

 チャップマンは昨季の年俸1600万ドル(約22億3400万円)から今季は375万ドル(5億2400万円)へ、実に1225万ドル(約17億1000万円)の“大減俸”を食らって現役を続けた格好だ。それが「複数の球団が、すでに5月の2週目の時点で、再起したサウスポーとのトレードに興味を示していた」という人気ぶり。記事は「今後7週間以内にトレードがまとまる見通しだ」としている。

 記事は「チャップマンの平均速球は、ヤンキースでの最後のシーズンで97マイル(約156.1キロ)台まで落ち込んだ後、現在は99マイル(約159.3キロ)以上まで戻っている」と速球の威力復活が復調の要因だと紹介。どこのユニホームを着て、シーズン終盤を戦うことになるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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