ネビン監督に米記者が「ハラヘッタ」 エ軍に広がる“日本文化”…大谷翔平の絶大な影響力

ホームランセレブレーションで兜を被るエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
ホームランセレブレーションで兜を被るエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

日本語が飛び交うエンゼル・スタジアム…アニメ大好きな新守護神

 球場の売店や観客席で飛び交う日本語を聞くたびに、大谷翔平投手がエンゼルスに与えた影響力の大きさを感じる。米カリフォルニア州アナハイムにあるエンゼル・スタジアムでは、日本人だけでなく、現地の人も日本語で声援を送ることが多い。それはファンだけでなく、チーム関係者やメディアも同じだ。記者がエンゼルスを取材して1か月が経ったが、“日本の文化”が広がっていることに驚かされている。

 6月上旬、敵地で行われたアストロズとの4連戦。エンゼルスのベンチに貼られていたアストロズのロースター表の上には「YA TAN DE!!」とローマ字で書かれていた。誰が書いたか真相は定かではないが、「日本語だと思うよ」と米「オレンジカウンティ・レジスター」紙のジェフ・フレッチャー記者が教えてくれた。関西弁の「やったるで」が“変化”した「やったんで」の意味だ。

 エンゼルスは今季からホームランセレブレーションで兜を用いるなど、日本の文化がよく取り入れられる。パフォーマンス後に作られた“兜Tシャツ”はカタカナで「アナハイム」「カリフォルニア州」と書かれ、チームストアにはエンゼルスのロゴと日本の国旗が取り入れられたピンバッジも販売されている。

 ルイス・レンヒーフォ内野手は今でも「TEAM JAPAN」Tシャツを着用している。昨年、ブレーブスに移籍したライセル・イグレシアス投手が大谷のために発案したTシャツだ。また、今年から加入した守護神カルロス・エステベス投手は日本のアニメの大ファン。「鬼滅の刃」や「ドラゴンボール」などのTシャツで球場入りするのが恒例だ。大谷ともよく、アニメ談義で交流を深めている。

エ軍本拠地のエレベーター案内係は「ヨンカイ?」と聞いてくるという

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