メジャー100勝のダルビッシュ「感慨深い」 野茂英雄以来2人目の快挙に「家族へ感謝」

ロッキーズ戦に先発したパドレス・ダルビッシュ有【写真:ロイター】
ロッキーズ戦に先発したパドレス・ダルビッシュ有【写真:ロイター】

敵地・ロッキーズ戦で6回途中5安打4失点、試合後には“日本流”のお祝い

■パドレス 9ー6 ロッキーズ(日本時間10日・デンバー)

 パドレスのダルビッシュ有投手は9日(日本時間10日)、敵地で行われたロッキーズ戦で6回途中4失点。今季5勝目を挙げ、日本投手では野茂英雄以来2人目のメジャー通算100勝に到達した。試合後は「100になったということは歴史があるので、いろんなチームでいろんな選手と積み上げてきたもの。そういう意味では感慨深い」と話した。

 ダルビッシュは初回、2回と3者凡退で終える上々のスタート。3回にトーバーの中前適時打で失点し、2点目を許した6回1死二、三塁で降板した。後続がさらに失点し、5回1/3を投げ5安打4失点。6奪三振、4四球という内容だった。

 日本ハムからレンジャーズ入りした2012年にいきなり16勝を挙げた。ただ2015年には右肘のトミー・ジョン手術を受け登板がないなど、浮き沈みを経験してきた。新型コロナ禍による短縮シーズンだった2020年に8勝で最多勝。昨季は16勝を挙げている。

 チームメートからは、メジャーで初めての“ビールシャワー”をしてもらったといい、さらに日本流の三三七拍子でお祝いが続いたという。今後について「次の100勝を目指して頑張ります」と、さらに記録を伸ばしていく気概を見せていた。

 ここまで数字を積み上げられた理由を問われると「家族の存在は本当に大きいので……。妻をはじめ子どもたち、前妻との子どもに支えられて今があるので。自分の力がない中で本当に感謝しています」と口にした。さらに右肘の手術を受けたことなど「いろんな大事な部分があるので、運はすごくある」と続けた。

(Full-Count編集部)

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