大谷翔平に「1球を捉えられてしまった」 敬遠しなかった名将ポツリ「運がなかった」

レンジャーズ戦で20号を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
レンジャーズ戦で20号を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

レンジャーズのボウチー監督は世界一3度の名将

■エンゼルス 9ー6 レンジャーズ(日本時間13日・アーリントン)

 エンゼルスの大谷翔平投手は12日(日本時間13日)、敵地で行われたレンジャーズ戦で、7回に19号、延長12回に20号と1試合2本塁打し、チームを勝利に導いた。この強打に翻弄されたのが、レンジャーズのブルース・ボウチー監督だ。ジャイアンツ時代にワールドシリーズ制覇3度という当代きっての名将は「1球を捉えられてしまった」と、延長戦での勝負を悔しそうに振り返った。

「両者にとって激しい試合だった」という一戦を、ボウチー監督は「オオタニのホームランでやられてしまった。試合を振り返るといいこともあったが、1球を捉えられてしまった」と振り返った。決勝弾を浴びたラガンズに、試合を通じて振れている打者との対戦は酷だったのではという質問が飛んだが「思うところにボールを投げられなかっただけだ」と厳しかった。

 タイブレーク制のもとで行われた延長12回、無死二塁から大谷を敬遠しなかったことについては、次の打者・トラウトのことが頭にあったようだ。「2人の素晴らしい打者が並んでいる。コール(ラガンズ)は大きな仕事をできる男だ。でも初球、甘く入った。(誰と対戦するかは)マウンドに立っている投手が決めることだ」と淡々と話した。

 延長に入ってからの継投プランも「希望通りの展開ではあった」という。「無死二塁で私たちにもチャンスがあったが、決めきれなかった。運がなかった」。ア・リーグ西地区首位を走るレンジャーズを率いる指揮官を、脱帽させる働きだった。

(Full-Count編集部)

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