大谷翔平、衝撃の2発4打点に安堵「なんとかいい勝ちに」　延長12回で首位撃破

7回に同点19号ソロ、12回に勝ち越し20号2ラン

■エンゼルス 9ー6 レンジャーズ（日本時間13日・アーリントン）

　エンゼルスの大谷翔平投手は12日（日本時間13日）、敵地のレンジャーズ戦で「2番・指名打者」で先発出場し、今季2度目のマルチ本塁打をマークした。7回に同点19号ソロを放つと、延長12回に勝ち越し20号2ラン。「どうしてもとりたい初戦だったと思うので。いい守備もありましたし、中継ぎも最後も頑張ってくれたので、なんとかいい勝ちになったなと思います」と声を弾ませた。

　衝撃のアーチショーだった。1点を追う7回1死、バックスクリーン左へ飛び込む19号ソロ。今季最長459フィート（約139.9メートル）は5月31日（同1日）の敵地・ホワイトソックス戦に並んで今季最長タイ。同点に追いついた。

　試合を決めたのは、同点の延長12回無死二塁。今度は左越えへ勝ち越し20号2ラン。20号リーグ一番乗りの一発が決勝点となった。これで大谷は3年連続となる20本塁打に到達。2018、21、22年に続く4度目の20号到達は、日本人メジャーでは松井秀喜の5度（04、05、07、09、10年）に次いで2人目。3年連続の大台到達は日本人初めてだ。

　試合後はチームメートを称賛した。中継ぎバックマンが延長10回から2回無失点でメジャー初勝利。「初勝利にふさわしい素晴らしい投球だったと思うので。今からビールシャワー。みんなで祝いたいなと思います」と笑顔。好守を連発した遊撃のネトについては「本当に伸び伸び。1年目とは思えないぐらい素晴らしいプレーが多いので。チームもその勢いに乗ってプレーをさせてもらっている。素晴らしいプレーヤーだなと思います」と称えた。

　地区首位レンジャーズとは5.5ゲーム差とした。負けられない戦いが続くが、チームリーダーとして牽引していく。

（Full-Count編集部）