大谷翔平、特大140m弾は「見たことない」 ジャッジ抜く20号…指揮官衝撃「楽しい」

レンジャーズ戦後の取材に臨んだエンゼルスのフィル・ネビン監督【写真:川村虎大】
レンジャーズ戦後の取材に臨んだエンゼルスのフィル・ネビン監督【写真:川村虎大】

今季2度目の1試合2発…ジャッジ抜きリーグ単独トップ20号

■エンゼルス 9ー6 レンジャーズ(日本時間13日・アーリントン)

 エンゼルスの大谷翔平投手は12日(日本時間13日)、敵地レンジャーズ戦に「2番・指名打者」で先発出場し、決勝2ランを含む今季2度目の1試合2発の大活躍を見せた。チームは2連勝で貯金「6」。試合後、フィル・ネビン監督は「逆方向にあれだけ飛ぶホームランはあまり見たことがない」と、今季最長タイの459フィート(約139.9メートル)飛ばした19号ソロに驚きを隠せなかった。

 まずは、1点を追う7回1死だった。相手右腕アンダーソンを捉えた。バックスクリーン左へ飛び込む19号ソロ。459フィート(約139.9メートル)は5月31日(同1日)の敵地・ホワイトソックス戦に並んで今季最長の大きな一発だった。さらに同点の延長12回無死二塁では、今度は左翼を越す勝ち越しの2ラン。ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手を抜き、20号リーグ一番乗り。これが決勝点となった。

 6月は46打数18安打の打率.391、5本塁打12打点と絶好調。指揮官も「彼は好調で、あのような状況で彼の打席を見ることは楽しい」と期待していたようだった。2本目を打った後、大谷は右手で指を差し喜びをあらわにした。「特に2本目のホームランでは、感情をむき出した。彼はこのチームのことを思っているし、チームを盛り上げてくれた」と感謝の言葉を並べた。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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