昨季MVPがエンゼルスに“放出”も? MLB公式が指摘…9年ぶりPO進出へ「助けになる」

カージナルスのポール・ゴールドシュミット【写真:ロイター】
カージナルスのポール・ゴールドシュミット【写真:ロイター】

カージナルスの低迷でゴールドシュミットの周辺が騒がしい

 大谷翔平投手の所属するエンゼルスは現在、38勝32敗でア・リーグ西地区の3位。首位レンジャーズからは5.5差をつけられているものの、プレーオフ進出がかかるワイルドカード争いでは1.5差で踏ん張っている。さらなる上位進出へ向けた切り札候補に、昨季ナ・リーグMVPのポール・ゴールドシュミット内野手(カージナルス)が浮上した。

 MLB公式は、現在ナ・リーグ中地区最下位に低迷するカージナルスが「MVPのトレードを検討すべき?」という記事を掲載。「トレードすべき。すぐにだ」と、ゴールドシュミットの放出を進言している。

 理由として、ゴールドシュミットは来オフ後にFAとなることや「世間が思っているよりも年を取っている」こと、現在のチームは若手のいい投手を獲得しなければならないこと、さらにゴールドシュミットは、チームの誰よりもトレード市場での価値が高いことを挙げている。

 ここで、獲得を望むチームの1つに挙げられているのがエンゼルスだ。記事は「大谷とトラウトの2人で“最後の勝負”をするなら、ゴールドシュミットほど助けになる選手はいない」と、2014年以来となるPO進出への切り札として期待をかける。

 さらに「多くの人が予想するオオタニのFA流出が起きても、ゴールドシュミットが2024年も保有できることは、多少の傷の癒しとなるだろう」「エンゼルスは過去数年間で投手ばかりをドラフトで獲得してきたので、おそらくマイナーには多少なりともターゲットとなる選手がいるだろう」とし、カージナルス側の需要と合致する球団であることも指摘している。

 ゴールドシュミットは今季は打率.288、11本塁打、31打点という成績にとどまっているが、通算326発の強打者。昨季は35本塁打、115打点を残した。記事ではほかにジャイアンツ、マーリンズ、フィリーズ、オリオールズ、パドレスを獲得候補としている。

(Full-Count編集部)

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