大谷翔平が「MVPレースに終止符」 絶好調で米メディア確信「しかも大差をつけて」

ロイヤルズ戦に出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
ロイヤルズ戦に出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

来月29歳も「消耗するどころか、これまでで最高のパフォーマンス」

■エンゼルス 3ー0 ロイヤルズ(日本時間17日・カンザスシティ)

 エンゼルスの大谷翔平投手は、16日(日本時間17日)のロイヤルズ戦で連続試合安打を「13」に伸ばした。ここまで絶好調とあって、米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」は「ショウヘイ・オオタニがすでにア・リーグMVPレースに終止符を打った」と“確定”であることを報じた。

「シーズンが半分も経たないうちに、ア・リーグMVPレースは終わったようだ。しかも大差をつけて。ショウヘイ・オオタニは、在籍して以来最高の(成績の)エンゼルスで、キャリア最高のプレーをしている」

 2021年はMVPを獲得し、昨年は、リーグ新62本塁打を放ったヤンキースのアーロン・ジャッジが手にした。2年ぶりの栄冠へ「オオタニがいかに素晴らしいかを手っ取り早く理解したいときは、これを見てくれ。メジャーリーグでトップのホームラン数(22本でピート・アロンソとタイ)を誇るオオタニは、最も打つのが難しい投手(9イニングあたり平均5.6被安打)でもあるのだ」と躍動の二刀流を評した。

「オオタニ以前の時代を思い返すと、野球界で最高のホームランバッターが、最も打つのが難しい投手であるということは信じられなかっただろう。それは、今でもそうであるべきだ。オオタニが3シーズンもエリートレベルで二刀流を続けているからと言って、その驚きが薄れるはずはない。むしろ(驚きは)強くなるべきだ。より優れた打者、より優れた投手はこれまで存在したが、これだけ長い間、その両方をうまくこなしてきたオオタニは史上最も素晴らしい選手なのだ」

 とはいえ、今季の大谷は「打者としての活躍だけでもMVPを獲ることができるかもしれない。彼は歴史的なスタートを切っている」と記事はみている。最初のチーム71試合で打率.300、22本塁打、10盗塁、3三塁打をマークしたのは、2018年のマイク・トラウトに次ぎ史上2人目だと言及した。投手としても、14試合で先発登板した投手の中で、9回あたり5、6本の被安打という成績は、史上トップ9シーズンに含まれている。

 来月29歳になるが「前代未聞の二刀流で消耗するどころか、これまでで最高のパフォーマンスをしている」と驚愕。「キャリアのこの時点で、オオタニには比較対象がない。それを作るには、2人の殿堂入り候補を合体させなければならない」と強調し「これを当たり前だと思わないでくれ。オオタニは、ピーク時のマイク・トラウトとジャスティン・バーランダーを合わせたようなシーズンを過ごしており、フランク・ロビンソンとホワイティ・フォードを組み合わせたようなキャリアを送ってるのだ。オオタニほど素晴らしい選手はいない」と呼びかけた。

(Full-Count編集部)

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