大谷翔平を“完璧封じ”も…理由は「分からない」 カーショー驚き「とにかくパワーがある」

ドジャース戦に出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース戦に出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

3打数無安打1三振も「最後のはけっこういい当たりにされた」

■ドジャース 2ー0 エンゼルス(日本時間21日・アナハイム)

 好調の打線にゼロを並べた。ドジャースのクレイトン・カーショー投手が20日(日本時間21日)、敵地・エンゼルス戦に先発登板し、7回5安打5奪三振無失点で今季9勝目を挙げた。大谷翔平投手は3打数無安打1三振に抑え込み、これで通算対戦成績は11打数無安打と好相性。しかし本人は、理由は「分からないな」と首を傾げた。

 6月は打率.400、9本塁打と絶好調の大谷が手も足も出なかった。初回1死の第1打席は初球の高めフォーシームで左飛、4回先頭の第2打席はスライダーで空振り三振に。6回1死の第3打席は再びスライダーでタイミングをずらし、左飛に打ち取った。

 これで対大谷は11打数無安打4奪三振。公式戦ではヒットはおろか一度も出塁すらさせていない。それでもカーショーは大谷を「とにかく……パワーのある男だ」と称賛。第3打席の左飛には「最後のはけっこういい当たりにされた。あのとき彼は体勢を崩しそうだったが、それでもけっこういい当たりになった」と驚いていた。

エンゼルス戦に先発したクレイトン・カーショー【写真:ロイター】
エンゼルス戦に先発したクレイトン・カーショー【写真:ロイター】

「内容が非常に優れていたわけではない」としつつも、これで今季防御率は2.72。リーグ4位につけている。「なぜか今日はうちに運が向いていた。勝ちは勝ち。今日チームには勝ちが必要だった」。今季初のフリーウェイ・シリーズはドジャースに軍配。「球場が盛り上がって、楽しかった」と最後は笑顔だった。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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