内野離脱続出でも…“大谷の相棒”が昇格できない理由 エンゼルスGMが語る見通し

エンゼルスのデビッド・フレッチャー【写真:ロイター】
エンゼルスのデビッド・フレッチャー【写真:ロイター】

フレッチャーは3Aの忌引きリストに入って1週間欠場し19日に復帰

 大谷翔平投手の所属するエンゼルスは貯金7でア・リーグ西地区2位と好調ながら、故障者が続出している。それでもデビッド・フレッチャー内野手が昇格できない理由について、エンゼルス地元紙「オレンジ・カウンティ・レジスター」が分析した。

 アンソニー・レンドン内野手が手首の挫傷で負傷者リスト(IL)入りし、“穴埋め”として40人ロースターに入っていなかったマイナーの有望株ケビン・パドロ内野手が選ばれた。フィル・ネビン監督は「打線にもう少しパワーが必要だ。インパクトのある打者が数名離脱している。彼(パドロ)はチャンスがある、特に左腕に対して」と潜在的なパワーが理由であることを明かした。

 パドロは今季3Aで32試合に出場して7本塁打、長打率.555。左手の指を骨折して1か月以上離脱しており、約1週間に復帰したばかりだ。メジャーでは通算4チーム、計49打席で本塁打はない。しかし今年のスプリングトレーニング中にはドジャースのエースであるカーショーから1本塁打を放ち、一塁と三塁を守れるため「負傷離脱中のレンドンとウルシェラ両方の穴埋めができる」と記事はみている。

 内野手が怪我をするたびに、ファンの多くはフレッチャーの昇格を待つ声を上げる。3Aの忌引きリストに入って1週間欠場し、18日(日本時間19日)に傘下ソルトレークのスタメンに復帰したばかりで、打率は3Aで.366だがOPSは.868でパドロの.951よりかなり低い。

 ペリー・ミナシアンGMは、「フレッチ(フレッチャーのこと)はこれまでいいプレーをしてきた。どこかの段階で我々を助けてくれると信じている。プライベートな理由で、彼は5、6日プレーできず長いこと欠場していた。フレッチはいいプレーをしている。私は、彼が今季どこかの段階で我々を確実に助けてくれると信じている」と再昇格を確信していることを繰り返した。“大谷の相棒”が再びメジャーの舞台に立つのはいつになるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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