ダル“判定変更”も「特に変わらず」 監督退場…不運の失点も「うまく相手が打った」

ジャイアンツ戦に先発したパドレス・ダルビッシュ有【写真:ロイター】
ジャイアンツ戦に先発したパドレス・ダルビッシュ有【写真:ロイター】

コリジョンルールで本塁アウト判定が覆り2点目を失い、直後にさらに2失点

■ジャイアンツ 4ー2 パドレス(日本時間22日・サンフランシスコ)

 パドレスのダルビッシュ有投手が21日(日本時間22日)、敵地で行われたジャイアンツ戦に先発登板し、6回7安打4失点で今季6敗目(5勝)を喫した。不運な当たりやコリジョンルールにも泣かされて5回に4失点と崩れたが、「全体的にはよかったと思います」と振り返った。

 初回先頭から2者連続三振を奪うなど、4回まで内野安打1本に抑えた。「早いカウントから左打者に速いカーブを使ったり、バックドアのカッター使ったりとか、今まで出来なかったことを今年はどんどんできるようになっている。5回に4点取られたけど、自分の感覚としては悪くなかった」。5回は先頭のマトスに三遊間への内野安打を許すと、その後盗塁を許し無死二塁に。セイボルの当たりは、遊撃付近に転がるも、二塁寄りに守る遊撃ボガーツが捕球できず一、三塁とされた。

 ビラーには四球を与えて無死満塁のピンチとなると、クロフォードに左犠飛を許して先制点を献上。その後、2死一、二塁からピーダーソンにライト前に運ばれた。右翼手のタティスJr.が本塁への好返球でタッチアウトの判定も、ジャイアンツ側が、捕手サンチェスが走路を妨害したとしてチャレンジに。その後コリジョンルールに抵触したとしてセーフに覆った。この判定にパドレスのボブ・メルビン監督はベンチを飛び出して激昂し、退場処分となった。

 一度はベンチに引き上げたものの、チャレンジ中はベンチ前でキャッチボールを行って試合再開に備えていた。「自分はああいうチャレンジがあると悪い判定がくると思って準備するので、判定が覆るものだと思って準備していました」。再開後はヤストレムスキーに中前へ、デービスに右前に連続適時打を浴びて4点目を失った。

「自分の中では特にその前と変わらず。デービスには甘くスライダーが入っちゃいましたけど、基本的には外の変化はあまり打てるバッターではないので。ヤストレムスキーのは真ん中にいっちゃいましたけど、うまく相手が打ったということだと思います」と、相手打者に賛辞を送った。

(Full-Count編集部)

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