4年ぶりに勝ち越し…パ球団の交流戦 日本人最速165キロ、虎へ“恩返し弾”も
ロッテ佐々木朗希投手はNPB日本人最速タイ165キロを計測
開幕から苦戦が続いていた楽天は、交流戦を勝率5割で終えた。特に6月8日阪神戦はチームの勢いを加速させる試合だった。8回に失策が絡んで一気に逆転されてしまうが、1点ビハインドの9回に小深田大翔内野手が虎の守護神・湯浅京己投手からライトへサヨナラ3ランを運んだ。
ロッテの好ゲームは投打の役者が躍動した6月11日広島戦。3回に1死満塁のチャンスをつくると、4番・山口航輝外野手の満塁弾で鮮やかに先制。援護をもらった佐々木朗希投手は4回までパーフェクト。5回に2失点も、NPB日本人最速タイ165キロを計測。7回109球を投げ、5安打10奪三振2失点と気迫の投球で勝利をもぎとった。
西武にとっては苦しい試合が続いた交流戦。6月7日の中日戦は先発の本田圭佑投手から始まり、森脇亮介投手、青山美夏人投手、平井克典投手、佐藤隼輔投手が無失点でバトンをつなぐ。リードして迎えた9回に抑えの増田達至投手が犠飛を打たれて同点に追い付かれたが、その裏に1死から長谷川信哉外野手が重苦しい空気を吹き飛ばすスイングでサヨナラホームランを放った。7連敗を止めた18日の広島戦も長谷川、渡部健人内野手に一発が出た。再開するリーグ戦で若獅子たちの反撃に期待したい。
(「パ・リーグ インサイト」菊地綾子)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)