前田健太、678日ぶり復活白星…5回無失点8K快投　気迫雄叫びも…TJ手術経て万感

右上腕筋三頭筋の張りから約2か月ぶりの復帰登板だった

■ツインズ 4ー1 タイガース（日本時間24日・デトロイト）

　ツインズの前田健太投手が23日（日本時間24日）、敵地で行われたタイガース戦で約2か月ぶりに先発登板した。5回83球を投げ3安打無失点、毎回の8奪三振、2四球の好投で、2021年8月14日（同15日）のレイズ戦以来、678日ぶりの白星を手にした。

　初回、先頭からいきなり四球と安打で無死一、二塁と得点圏に走者を背負うも、最後はバエスを遊ゴロ併殺で切り抜けた。2回に3点の援護をもらうと、直後は3者連続三振。5回2死一、二塁のピンチでは、試合中に退場になったバルデリ監督に代わってティングラーコーチがマウンドに向かい、救援投手がグラウンドに現れかけたが、前田は首を横に振って指揮官と会話を交わして続投。最後は空振り三振で脱出し、気迫の雄叫びをあげた。

　2021年の9月に右肘のトミー・ジョン手術を受けた前田は、今年4月4日（同5日）に591日ぶりに公式戦登板を果たして5回0/3を被安打3、9奪三振、1失点。しかし0勝4敗で迎えた26日（同27日）のヤンキース戦の4回に右上腕三頭筋の張りで降板し、翌27日（同28日）から負傷者リスト（IL）入りしていた。