エ軍との数々の縁「私の夢だった」 通算207発も低迷…再起を図る“世界一の使者”

エンゼルスに加入したマイク・ムスタカス【写真:川村虎大】
エンゼルスに加入したマイク・ムスタカス【写真:川村虎大】

ロッキーズからトレードで加入したムスタカスはロサンゼルス出身

■ロッキーズ 4ー3 エンゼルス(日本時間26日・デンバー)

 大谷翔平投手が所属するエンゼルスは24日(日本時間25日)、ロッキーズからのトレードでマイク・ムスタカス内野手の獲得を発表した。カリフォルニア州ロサンゼルス出身の34歳は「エンゼルスでプレーする機会を得られて、興奮している」と地元球団に所属する喜びを語った。

 エンゼルスの地元放送局「バリー・スポーツ・ウエスト」のインタビュー。女性レポーターのエリカ・ウエストンさんから「あなたは、南カリフォルニア出身です。地元のチームでプレーする心境を教えてください」と聞かれると「私にとって大きなことだ。カリフォルニアで再びプレーすることは、私の夢だった。とても楽しみで早くプレーしたい」と感慨深げだった。

 ムスタカスは、チャッツワース・チャーター高校では、元ロッテのマット・ドミンゲスと一緒にプレー。元南海で、2004年から2006年まではロッテの打撃コーチを務めた故トム・ロブソンさんは叔父にあたる。

 ウエストンさんから「初出場、初本塁打もアナハイムでした。その点も、特別さが増す要因になりますか?」と聞かれると「もちろん。(エンゼルスタジアムでは)たくさんのいい思い出があるから、戻ってこられて興奮している。ホームチームの選手として戦える」とうなずき「勝利のためにプレーする。ドラフトされたときから、私の目標はワールドシリーズを制覇することだ。幸運なことに1度(ロイヤルズ時代に)達成できたが、もう一度成し遂げたい。ワールドシリーズを制覇したときほど、気持ちいいことはない。ここでその機会を得られることは、私にとって特別なことだ」と力強く言った。

 故障もあったが「ここ数年間は状態が悪かったけど、今は状態がいい。自分の好きなこの仕事を楽しみながらプレーしたい。それだけだ」と自信の笑み。9年ぶりのプレーオフ進出へ、通算207発内野手は地元でどんなプレーを見せてくれるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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