芸能界入りした妹へプレゼント オリでは弟分も家庭では…挑戦を後押しする“兄貴”

兄妹で写真を撮ったオリックス・宮城大弥(左)と妹の弥生さん【写真:本人提供】
兄妹で写真を撮ったオリックス・宮城大弥(左)と妹の弥生さん【写真:本人提供】

オリックス宮城「家族が球場に応援に来てくれると嬉しいです」

 素気ない“フリ”をして「兄貴」は、そっと背中を押している。オリックス・宮城大弥投手の妹である弥生さんは、今年5月1日付けで大手芸能事務所「ホリプロ」に所属し、芸能界入りを果たした。

 幼い頃から女優やモデルの仕事に興味があり、念願の“デビュー”を飾ったばかり。兄・大弥は「昔から家庭内で夢だと話していた。ずっと聞いていた夢なので、挑戦するからには伸びてほしい」と胸中を明かす。チームではエースの山本、山岡らにイジられる愛すべき“弟分”だが、この時ばかりは兄の顔を見せた。

 3月に行われたWBCは、決勝ラウンドの行われたアメリカ・マイアミまで「宮城家」は全力応援に駆けつけた。弥生さんは、芸能活動が始まっても、都合がよければ兄の先発登板する試合は“現地観戦”を心掛けている。27日に京セラドームで行われたロッテ戦も観戦。同学年の佐々木朗希と繰り広げた熱戦に、胸を弾ませた。

「結構、僕の投げる試合は見に来てくれていましたね。やっぱり、家族が球場に応援に来てくれると嬉しいです」

 妹の挑戦を応援する宮城は、心優しき兄貴だ。今オフ、故郷の沖縄へ帰省した際に「財布をプレゼントしました」と“お兄ちゃん”は照れた。「一緒に買い物に行ったときに『1つ選んでいいよ』と。そしたら『え、いいの? ありがとう!」と言ってました」と笑みをこぼした。

 いつも応援してくれる妹に感謝を込めた贈り物。宮城は「軌道に乗ったら、次は僕がプレゼントお願いしようかなと思ってます」とニヤリ。切磋琢磨する相手はグラウンドの外にもいる。

(真柴健 / Ken Mashiba)

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