大谷翔平へ「サインをお願いする」 球宴初選出の28歳が描く夢への“アプローチ”

エンゼルスの大谷翔平(左)とアスレチックスのブレント・ルッカー【写真:ロイター】
エンゼルスの大谷翔平(左)とアスレチックスのブレント・ルッカー【写真:ロイター】

ルッカーが「とても腰を低くして」挑む初球宴

 エンゼルス・大谷翔平投手との“再会”を心待ちにしている選手がいる。アスレチックスのブレント・ルッカー内野手は2日(日本時間3日)、オールスターへ初選出されたことを伝え聞いた。アスレチックス向けの放送をする「NBCスポーツ・カリフォルニア」が公式ツイッターで、その現場を公開。ルッカーは大谷に「腰を低くして写真にサインをお願いする」と笑いを誘った。

 ルッカーは球宴選出を知ると「1番会いたい選手」を尋ねられた。すると「ナンバーワンはショウヘイ(大谷)だね。アナハイムでショウヘイから打った本当にカッコいい写真があるんだけど、腰を低くしてサインをお願いしようと思っている。一生の宝物になる」と目を輝かせた。

 ルッカーは同学年の大谷について「彼を史上最高の野球選手とは認めない人がいたら、それは意味わからないことだ。彼が毎日、新聞の表紙を飾っても、話題不足。彼の投打の活躍はクレイジーだ」と絶賛した。

 そして、球宴で“再会”を果たすと「彼に自己紹介をする。そして、とても、とても、腰を低くして写真にサインをお願いする」と笑顔を見せた。

 アスレチックスの公式ツイッターでも「ルッカーの忘れられない瞬間」と題して映像を公開。マーク・コッツエィ監督が「リトルリーグでオールスターに選ばれたことのある選手は手を挙げてくれ。マイナーリーグでオールスターに選ばれたことのある選手は手を挙げ続けてくれ。MLBのオールスターに選ばれたことのある選手は手を挙げ続けてくれ。ラモン(スタッフ補佐のヘルナンデス氏)とアレドミス(ディアス)だ。ルック(ルッカー)手を挙げておくように!」と言い放つと、ルッカーは手で顔を覆った。

 温かい拍手で“祝福”されたルッカーは「何年も努力したけど、メジャーでは継続的な出場機会は(今まで)なかった。キャリアの長い間、メジャーで苦戦して、ここが自分の居場所ではないのかと迷いを感じるときがあった。でも、君たちはそうでないことを教えてくれた。(今は)とても感情的だ。みんな、ありがとう」と仲間への感謝を忘れなかった。

【実際の映像】同僚の拍手に目頭が熱く… 球宴初選出のルッカーが大谷に「サインをお願いする」

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