大谷翔平が達成した73年ぶりの記録 4割打者と双璧…歴史を呼び起こした驚異の6月

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

「最後の4割打者」テッド・ウィリアムズの月間記録と肩を並べる

 エンゼルス・大谷翔平投手が3日(日本時間4日)、6月の月間最優秀選手(MVP)に選出された。投げては2勝、打っては打率.394、15本塁打の凄まじい活躍ぶりだった。投打の二刀流としてベーブ・ルース(ヤンキース)と比較されることが多い大谷だが、この6月の活躍によって、またもやメジャーリーグのレジェンドと肩を並べる記録が掘り起こされた。そのレジェンドとは、「最後の4割打者」テッド・ウィリアムズだ。

 米国でスポーツデータを提供する「コーディファイ・ベースボール」が同日にツイッターに投稿したところによると、メジャーの過去90シーズンにおいて、ひと月に長打を25本以上を放ち、四球を20以上選んだ選手は、1950年6月のウィリアムズと今年6月の大谷だけなのだという。ウィリアムズはレッドソックス一筋で戦前・戦後に活躍。現時点でメジャー最後となる打率4割(.406)を1941年にマークするなど、6度の首位打者に輝いた。そんな大打者に、大谷は肩を並べた。

 大谷は6月に長打を25本(二塁打7、三塁打3、本塁打15)、四球を21個選んだ。しかも、73年前のウィリアムズは打者専任だが、大谷はマウンドでも躍動している。「コーディファイ・ベースボール」の投稿でも「その間(6月)にショウヘイは37奪三振をマークした。本当にえげつない」と驚嘆した。

 ファンからも、「私たちは歴史を目撃している」「新記録や偉業を毎日のように達成する」「ショウヘイは(歴史に残る大画家の)ピカソのようだ」と大谷の活躍を賛美するコメントが続出。さらに「打撃だけでもトップに近い選手なのに、投手成績も入れたら議論の余地がない」と、すでにレジェンドたちとの比較段階ではないのでは、という意見も漏れていた。今後の投打の活躍で、さらに大谷は一体どんなレジェンドたちのレコードを呼び覚ましてくれるのか、興味が尽きないところだ。

(Full-Count編集部)

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