トラウト離脱なら…大谷翔平に再び四球攻めか PO争いも窮地、待たれる55億円男の復活

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

トラウトが長期離脱した2021年は四球攻めに…20敬遠はリーグ断トツだった

■パドレス 10ー3 エンゼルス(日本時間4日・サンディエゴ)

 エンゼルス・大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、敵地・パドレス戦に「3番・指名打者」で先発出場したが、2試合ぶりの無安打に終わった。3打数無安打2四球で打率.303。チームは3-10で大敗となったが、ショッキングな出来事があった。主砲のマイク・トラウト外野手の負傷交代だ。

 ネクストの大谷が目を見開いた。右手に握ったバットを立てて持ったまま。視線の先にはトラウトが苦悶の表情を浮かべ、左手の違和感を訴えている。ネビン監督と球団トレーナーが主砲の下へ。すぐに途中交代が決まった。エンゼルスベンチだけでなく、敵地ファンも騒然となる出来事だった。

 試合後、トラウトは沈痛な面持ちで報道陣の前に表れた。左手首は検査待ちの状態だが、「今までに感じたことがない痛みだ」。消え入りそうな声。患部には何も施されてしなかったが、その表情を見れば異常なことは明らかで、離脱は避けられないだろう。

 大谷はというと、試合終了後から14分後、ロッカールームを後にした。4日(同5日)に8勝目をかけたマウンドが控えているが、もしトラウト離脱なら打者として徹底マークを食らうことになる。熾烈な本塁打王争いを繰り広げた2021年はトラウトが5月中旬に戦線離脱。ポストシーズン進出がかかったチームから四球で勝負を避けられ、20敬遠はリーグ断トツだった。これから後半戦。再び四球攻めとなるのか。

 今季は打撃3冠王も視野に入るシーズンだ。3度のMVPを受賞したトラウトの代わりなんて誰も務まらないが、大谷の後を打つアンソニー・レンドン内野手の復活は欠かせないだろう。ここまで打率.240、2本塁打、22打点。今季も故障に泣かされ、出場42試合にとどまっている。ポストシーズン争いに踏みとどまるには、チーム最高年俸3800万ドル(約55億円)の強打者の奮起を期待するしかない。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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