韓国最強遊撃手に「過小評価」の声 リーグ2位の貢献度…メジャーNo1守備で大ブレーク

パドレスのキム・ハソン【写真:ロイター】
パドレスのキム・ハソン【写真:ロイター】

打率.254、10本塁打31打点とずば抜けてはいないが…守備を中心に大きな貢献

 パドレスのキム・ハソン内野手が、メジャーでブレークを果たしている。5日(同6日)の試合を終えて、打率.254、10本塁打31打点、OPS.752とずば抜けてはいないものの、選手の能力を総合的に評価した指標「WAR」ではリーグ2位(全体5位)の3.9をマーク。守備面の指標であるdWAR(Defensive WAR)は2.0で両リーグ1位と、高い数字を叩き出している。

 韓国のスター遊撃手として、24歳だった2020年オフにパドレスと4年総額2800万ドル(約40億円)の契約を結んでメジャー挑戦。1年目は絶対的な遊撃手としてフェルナンド・タティスJr.がいたため、遊撃での先発出場は25試合だったものの、ユーティリティ性を生かして三塁や二塁も守り、計117試合に出場。昨季はそのタティスJr.が出場停止処分を受けていたこともあって127試合に遊撃手として出場し、計150試合で11本塁打、59打点。WARは全体29位の5.0をマークしていた。

 今季は主に二塁手として出場し、5日(同6日)まで行われたエンゼルス3連戦でも好守を連発してチームを救った。今季は打撃でも成長を見せており、すでに昨年の本塁打数にあと1本と迫っている。ツイッター上では「キムハソンやっぱり過小評価だよな」「やっぱ守備アッパレ」「こんだけ守れてHR20本超える可能性あるアジア人滅多にいないよ」との声も上がっている。

 3月に韓国代表として出場したワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では悔しい結果に終わったものの、メジャーでは大物軍団パドレスの一員として存在感を発揮している。

(Full-Count編集部)

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