大谷翔平の去就に影響も…“正念場”のエンゼルス チーム1/3以上が負傷者の異常事態

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

ワイルドカード争いでもヤンキースに4ゲーム差をつけられている

 エンゼルスは敵地でのパドレス3連戦を終え、前半戦はドジャースとの2試合を残すのみとなった。89試合で45勝44敗の貯金1に踏みとどまっているが、マイク・トラウト外野手ら負傷者が続出する緊急事態になっている。大谷翔平投手の去就に関する話題も再び過熱する中、まさに正念場を迎えている。

 メジャー出場を前提とする40人枠で負傷者リスト(IL)に入ったのは、ついに14人となった。投手陣では、開幕当初は守護神も任されたキハダ、セットアッパーを務めていたムーア、救世主として現れた170キロ右腕のジョイスらが離脱中。スアレス、ウォーレン、ロドリゲス、マーテイ、ダニエルもIL入りしている。

 野手陣では、新加入のウルシェラが左骨盤骨折で今季絶望。捕手のスタッシーは今季出場なし、オハッピーは左肩手術でリハビリ中だ。さらに新人のネトが左脇腹痛、ドルーリーが左肩痛、トラウトが左有鉤骨の骨折と、主力が次々と離脱した。エスコバーとムスタカスを緊急補強したが、それでも穴を埋めきれていない。

 故障者の増加に伴って、チームの成績も失速している。ここ8試合で7敗を喫し、地区首位のレンジャーズに7ゲーム差、ワイルドカード争いでもヤンキースに4ゲーム差をつけられた。貯金はかろうじて1だが、残り2試合を落として借金で折り返すと、一気に終戦モードにもなりかねない。9年ぶりプレーオフ進出へ、大谷らの奮起が見られるだろうか。

(Full-Count編集部)

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