大谷翔平、69年ぶりの歴史的前半戦 「俊足」でも大活躍…メジャー唯一の記録も
1954年のウィリー・メイズ以来の記録を打ち立てた大谷
■ドジャース 10ー5 エンゼルス(日本時間9日・ロサンゼルス)
エンゼルスの大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、敵地・ドジャース戦で32号2ランをたたき込むなど3安打を放ち、前半戦を締めくくった。3回1死には右中間を破って、両リーグトップ6本目となる三塁打。盗塁も前半戦で11をマークしており、投打だけでなく「足」も生かしてメジャー史に残る記録的な活躍をしてみせた。
エンゼルスによると、前半戦で32本塁打以上を放ち、11盗塁以上をマークしたのはメジャーリーグ史上2度目。2021年と今年の大谷しかいないという、まさに唯一無二の記録となっている。
さらに、メジャーリーグにおいて前半戦に31本塁打以上を放ち、三塁打も6本以上打った選手は、1921年、1928年のベーブ・ルース(ヤンキース)、1954年のウィリー・メイズ(ニューヨーク・ジャイアンツ)に続く3人目。実に69年ぶりのレコードだという。メイズは通算660本塁打338盗塁をマークし、外野の名手としても歴史に名を刻むレジェンドだ。
ちなみに1928年のルースは、最終的にMLBトップの54本塁打&8三塁打を放ち、ヤンキースはワールドシリーズを制覇。1954年のメイズも最終的に41本塁打に、ナ・リーグトップの13三塁打を放ち、チームは世界一に輝いている。メイズが伝説的ファインプレー「ザ・キャッチ」を見せ、インディアンス(現ガーディアンズ)相手に4連勝で頂点に立った年だ。大谷もまた、後半戦も投打に加えて「走」でも活躍し、レジェンド両者に続くことができるだろうか。
(Full-Count編集部)