5連敗のエ軍監督「私は言い訳しない」 大谷3安打も…借金生活に「色々な意味で辛い」

ドジャース戦後の取材に応じたエンゼルスのフィル・ネビン監督【写真:小谷真弥】
ドジャース戦後の取材に応じたエンゼルスのフィル・ネビン監督【写真:小谷真弥】

大谷は5試合ぶりの32号2ランなど4打数3安打3打点の活躍

■ドジャース 10ー5 エンゼルス(日本時間9日・ロサンゼルス)

 エンゼルスの大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、敵地で行われたドジャース戦で、5試合ぶりの32号2ランを放つなど4打数3安打3打点で前半戦を終えた。チームは5連敗となったが光った大谷の活躍に、フィル・ネビン監督は「彼は素晴らしい夜だった。ここで2試合ほど辛い試合だったが、打撃面ではいい状態にある。前半戦、私たちにとって大いに明るい材料だった。後半戦も見るのが楽しみだ」と激賞した。

 この日の大谷は初回の第1打席に初球を捉えて中前打。3回1死では右中間を破る当たりに激走し、両リーグトップの今季6本目の三塁打とした。さらに2-9の7回2死一塁、右腕グローブの低めスライダーを右中間席に運び、サイクル安打に今季6度目の王手をかけた。快挙が期待された第5打席は左犠飛だったが、9試合ぶり今季11度目の1試合3安打をマークで、ア・リーグ単独2位の71打点となった。

 それでも、先発のデトマーズは4回途中7失点でKOされるなど大敗で、4月24日(同25日)以来の借金生活に突入。元有望株のアデルは左脇腹の違和感で初回の攻撃終了後に交代するなど離脱者続出で不安要素も多い。

 指揮官は「私は言い訳などはしない。今は難しい時期を送っている。色々な意味で辛い。怪我人がそれなりに出たが、それにしても我々はいいプレーができていない。これ(現在の成績より)よりいいチームだ。今いる選手で、もっといいピッチング、いい守備、状況に応じてもっといいバッティングができる。木曜に選手たちと再びグラウンドに戻るのが楽しみだ」と巻き返しを誓った。

(Full-Count編集部)

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