バウアー&山本由伸がプラスワン選出 CY賞と沢村賞右腕が“最後の1人”…出場全選手決定

DeNAのトレバー・バウアー(左)とオリックス・山本由伸【写真:荒川祐史】
DeNAのトレバー・バウアー(左)とオリックス・山本由伸【写真:荒川祐史】

バウアーは“アピール”が実る、山本は中嶋監督に感謝

 日本野球機構(NPB)は14日、「マイナビオールスターゲーム2023」の最終出場選手を決めるプラスワン投票の結果を発表。セ・リーグはDeNAのトレバー・バウアー投手、パ・リーグはオリックスの山本由伸投手が選出された。最後の一枠で滑り込んだ山本は「楽しく野球ができる2日間。大事に過ごしたい」と、夢の球宴を心待ちにしていた。

 バウアーは11試合に登板して6勝2敗、防御率3.67をマーク。6月には4戦4勝で月間MVPを受賞した。自身のツイッターで、選出されれば「過去最高の30分版オールスターVlogをお届けするよ!」と熱心に呼びかけていたが、ファン投票と監督推薦では選出されなかった。8日にもツイッターで「オールスターゲームに出場できたら光栄です! 投票してください」と綴っていたが、“アピール”が見事実った形となった。

 山本はここまで12試合に登板しリーグトップの8勝(3敗)、防御率1.79(リーグ2位)、94奪三振(リーグ3位)の好成績を残している。オールスターで指揮を執る中嶋聡監督は、休養を優先して山本を含む“WBC出場組”を監督推薦で選ぶことはなかった。

 通常のシーズンに比べて早くから体を仕上げ、世界一を目指して戦った選手の体調を最大限に気遣った指揮官。山本は「選手のことを第一に考えている。選手として凄くありがたいこと。プラスワンのことも話していた。色んな状況を想定して、すごく先をみて予定を立ててくださっていた。試合はもちろん投げますが、その他の面で調整もしやすかった」と感謝の言葉を述べた。

 ここまでの疲労度を問われると「WBCがどうこうより、シーズンは長い。投球数を重ねていくと疲れは出てくる。そこはしっかりケアして、より良いパフォーマンスが出せるよう頑張りたい」と問題ない様子。5年連続5度目の球宴については「凄く嬉しいし光栄。選手もすごく楽しみにしているオールスター。全力でプレーしたい」とファンの期待に応えることを誓った。

(Full-Count編集部)

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