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名手・源田を超える「10.1」 京田放出で現れた新星…中日20歳の驚愕守備能力

中日・龍空【写真:小林靖】
中日・龍空【写真:小林靖】

今季は58試合に出場、打撃は課題も守備では高指標をマーク

 中日に若き名手が現れた。高卒3年目の20歳、龍空内野手はここまで58試合に出場し、遊撃手の守備指標で12球団トップを記録している。セイバーメトリクスの指標を用いて分析などを行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータによると、守備全般での貢献を示すUZR(Ultimate Zone Rating)の指標は9.6。守備範囲を示すRngRも10.1で、両リーグ断トツだ。(成績、指標はすべて7月13日終了時点)

 昨年は京田陽太内野手、三ツ俣大樹内野手らと遊撃のポジションを争う状態だったが、京田のトレード移籍もあって今季は出場機会が増加。すでに昨季の出場数(62試合)にあと4試合と迫っている。

 プレーでは広い守備範囲を誇る。RngR10.1は昨年の源田壮亮内野手(9.6)を上回る数値で、今季は同2位の広島・矢野雅哉内野手(4.7)に2倍以上の差を付けている。源田は昨年数値こそ2021年の17.3から落としたものの、同指標は12球団トップだった。

 UZRに目を向けると、3日時点では昨季のゴールデン・グラブ賞を受賞したヤクルト・長岡秀樹内野手と7.8で並んでいたが、その後から差が開き、9.6まで上昇している。

 打率は.193とバッティングは課題だが、守備指標は目を見張るものがある。球団では2012年の井端弘和以来となる遊撃手のゴールデン・グラブ賞獲得へ、若き内野手は十分狙える立場にいる。

(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。

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