エ軍“9回の悪夢”…なぜ8回に守護神投入? 継投裏目で指揮官悔やむ「うまくいかなかった」

試合後取材に応じたエンゼルスのフィル・ネビン監督【写真:小谷真弥】
試合後取材に応じたエンゼルスのフィル・ネビン監督【写真:小谷真弥】

8回に守護神エステベスを投入→9回のバリアが誤算

■アストロズ 9ー8 エンゼルス(日本時間17日・アナハイム)

 エンゼルスは16日(日本時間17日)、本拠地・アストロズ戦に8-9で敗れ、勝率5割復帰を逃した。2点リードの9回にハイメ・バリア投手が4失点で逆転を許し、その裏、大谷翔平投手が2試合連発となる34号ソロを放ったものの、最後は相手の好守に阻まれてゲームセットとなった。フィル・ネビン監督は試合後の会見で、「これは痛い」と唇を噛んだ。

 初回に先制を許すも、2回にムスタカスのソロ、4回にはキャベッジの適時打で勝ち越しに成功。7回にはネトがエンドランを成功させ、2死満塁からウォードが適時打を放って計4点を追加した。

 チームは4点リードの8回に守護神エステベスを前倒しで投入。2点リードの9回からバリアを登板させたが、四球と安打でピンチを招き、犠飛で失点後、2死からブレグマンに逆転2ランを浴びた。続くタッカーにも特大のソロを浴び、この回4失点で試合をひっくり返された。

 8回の継投について指揮官は「私の中での(あの場面で考えていた)最高の投手(エステベス)が、相手の中の最高の選手たちと対戦した。(9回にバリアが逆転を許し)とにかくうまくいかなかった」と悔やんだ。エステベスに9回も続投させる考えはなかったのかと問われると「昨日も投げているから、その考えはなかった」と説明した。

 その裏は1死から大谷の34号ソロで1点を返し、その後モニアックの内野安打と四球で2死一、二塁のチャンスを作ったが、サイスの打球を右翼手のタッカーがダイビングキャッチして試合終了。昨夜のようなサヨナラ勝ちとはいかなかった。

(Full-Count編集部)

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